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(闇)(コスト7) (7000) クリーチャー(デスパペット) ■このクリーチャーを墓地から召喚してもよい。 ■自分のバトルゾーンに「採掘人形モーリス」がいなければ、このクリーチャーの召喚コストを、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。 ■このクリーチャーが出た時、クリーチャーを1体、自分の墓地から自分の手札に戻してもよい。 ■Wブレイカー 評価 選択肢 投票 壊れ (0) 即戦力 (0) 優秀 (0) 微妙 (0) コメント 名前 コメント
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元スレURL 千砂都「うん……その日だけはどうしても行かなきゃダメだって家で言われちゃって……」かのん「ヤダっ!」 概要 はじめてのおうたい タグ ^Liella! ^短編 ^コメディ 名前 コメント
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Top 創作してもらうスレまとめ 1 1-400 「-CROSS LIMITED 2-来訪者の意識-」 「-CROSS LIMITED 2-来訪者の意識-」 作者:本スレ 1-710様 400 :-CROSS LIMITED 2-来訪者の意識-:2012/06/24(日) 17 16 54 本スレ1-710です。 本スレ1-549様のお子様とうちの子のスピンオフな二次SSの第2話を仕上げ ましたので、投下します。(第1話は、創作してもらうスレ 1-310へ) 以下、属性表記です。 本スレ1-549様(本スレ1-941)の設定と、うちの子の設定(本スレ1-710)を足した 終末戦争後の世界を舞台にした近未来ファンタジー的な二次SSです ・微エロ?かつ、二股な感じwでもって、痛覚に触れる描写あり(微小) ・ストーリーは長めで、続きあり、今後もかなりのご都合主義的展開を含む ・主な登場キャラクターは、 キリアンさん、ザックさん、ダニーちゃん、エル、β2、シオンといったところ ・今回は、キリアンさん、ザックさん、エルあたりがメインキャラクター ・設定準拠ではない表記を若干含みます ・キャラ&設定が1-549様の公式設定から外れている可能性あり こんな感じですがよろしかったらどうぞ 401 :-CROSS LIMITED 2-来訪者の意識-:2012/06/24(日) 17 21 56 熱い。身体がとても熱くて、左足が酷く痛む。 ただ、自分自身が、とても愛おしく大切に想う、あの青年の事が頭から離れない。 流れるような長いプラチナブロンドと青銀の瞳を持つ、精悍な顔つきをした青年の笑顔が、 頭から離れない。他の事など、何も考えられなかった。 「う……β2……」 今、どんなに名前を呼んでも、もう、あいつは俺の傍に居ない。 淡い空色の髪とそれよりも若干、濃い色の瞳を持つ、端正な容姿の少年、エルはそう思い ながら、自らの瞳に再び涙を浮かべた。 それが、自らが左足に負った、深い傷と、もう、ずっと続いている発熱によるものなのか、 今、自分自身が抱える感情の揺らぎの所為なのか、エル自身にも解らなかった。 ただ、俺は、自分自身の不注意が元で怪我をしていて。 それでも、β2が上手く計らってくれて、この家の人達も受け入れてくれたから。 だから俺は、今、この家のベッドで休ませてもらっているんだっけ。 エルは、少しずつ思考を重ねて、覚束ない記憶を整理していきながら、自分自身の置かれ た状況を把握しようと努めていた。 そうして、未だに続く発熱によって、荒い呼吸を繰り返しながら、エルは、未だに涙に潤 む自らの空色の瞳をゆっくりと開く。 ようやく開いた彼の瞳にまず、最初に映ったのは、飾り気など全く無い、この家の灰色の 天井だった。 それでも、その天井を目にしたエルは、ほんの少しだけ、ほっとしたように溜息をついた。 ああ、どうやら、自分の認識に誤りは無いみたいだ。 でも、此処が何処なのか……もう少し、思い出さないと、だめだ。 それなのに、今、こうしていると、思い出すのは。 自分自身がこうして身を置いているのが、以前、あいつ等と普通に暮らしていた時と同じ、 大きなダブルベッドの上だからなのか、誰かが自分の服を脱がしてくれていて、左足に巻 かれた包帯以外に何も身に付けていない、この状態でブランケットに包まれている所為な のか、解らないけれど。 これまで、ずっと傍に居てくれた、β2とシオンの優しさに満ちた温もりばかりで。 ようやく、ちゃんと、好きだって、伝えたばかりだったのに。 なんで、皆、俺の傍から居なくなるんだ。 でも、それは、全部俺の所為で。 β2にも、俺が怪我をした所為で、余計な負荷をかけさせた。 それに、シオンの事だって、元は俺の所為だ。あの時、俺の力が足りなかったから。 俺が能力の使い方を誤った所為で、あいつは、訳の判んない所に、ふっ飛ばされたんだ。 そうだよ、全部、俺の所為だ! 俺が至らなかったばっかりに!! それなのに、俺は、こんなにも身勝手で、未だに、あいつ等と一緒に居たくて、 また逢いたくて、仕方ないんだ。 そんな風に思考を巡らせて、エルは自らの空色の瞳に再び涙を浮かべた。 β2とシオンは、同じ遺伝子モデルを用いて、生み出された人工生命体だ。 二人は、同じ遺伝子モデルを使用して生み出されている故に、髪の長さと、左の腰の辺り に小さくβ2と打たれた刻印の有無以外に、外見上に異なる部分は無かった。 エルは、そんな出自を持つ彼等二人の事を、自分自身にとって欠かす事の出来ない、本当 に大切な人なのだと、認識していた。 そうして、エルは、自らが大切に想う二人の青年へと、再び想いを馳せる。 アイツら二人ともそれぞれに、互いに認め合えていたはずなのに。 なんで、また……こうして離れる事になったんだ。 シオンは、俺の存在を初めて受け止めてくれた人だから。 一部の人間の私欲と利得によって生み出された、背中に透明な四枚羽根を持つ人工生命体 である自分の事を好きだと言ってくれた。 何のしがらみも、掛け値もなく、ただ、俺の事が好きだと、そう言ってくれた、初めての 人だったのに。 人を悦ばせる為の見た目と、護衛としての最低限の力しか持ち合わせていなかった、何を やらせても中途半端な劣等感の塊だった俺の事を、それでも好きだと言ってくれたんだ。 だからこそ、本当に、誰よりも大切にしたいと思っていた人なのに。 β2だって、シオンよりも殊更純粋に、俺という存在、唯一人を真剣に求めてくれたのに。 例え、同じ遺伝子モデルを用いている奴や、同じ生体コードを持つ奴が他に居たとしても。 それでも、一人ひとりが持つ気配は、その人、個々人々に応じて、異なるものなんだって、 本当に大切で、ごく当たり前の事を、β2が俺に教えてくれたんだ。 それに、β2は、シオンに成り替わるべく思考の動機付けが後付けされていたという事を 乗り越えて、俺と、シオンの三人で一緒に生きていこうと、そう言ってくれた人だから。 やっと二人に好きだって、伝えたのに。 もう、二度と離れたく無かったのに。 でも、それは、俺が自分自身の力を全て、解放したあの瞬間から叶わない事になった。 俺が、最後のプロダクトコードの一部を持つ者だから。 俺が、他の人工生命体とは違うから。 だから、俺と一緒にいる限り、シオンもβ2も、研究所から追われ、狙われ続ける。 それなのに、俺は!! 「……β2、シオン……」 エルは無意識のうちに、涙を零しながら、自らが大切に想い慕う青年達の名を、途切れそ うな小さな声で、呼んでいた。 解ってるのに。 あいつ等の名前を呼んでる場合なんかじゃないって、そんな場合じゃないって、 判ってるのに。 何で、アイツらの名前を呼んでるんだろう。 そんな事を思いながら、未だに続く高熱の波に再び呑まれるようにして、エルは意識を混 濁させていく。 「……ぅ、……」 「兄さんどうしよう、こいつ、このままじゃ、もう、保たないんじゃないか」 荒い吐息を零し、左足の傷の痛みと高熱に喘ぐエルの様子を傍で見ていたキリアンは、彼 と一緒にエルの容態を見守っていたザックの方へと声をかける。 「傷口から身体に入った雑菌に対処する為に、身体が自然と反応を返すから…… だから、熱が下がらないんだろうけど……そろそそろ、限界かもしれない。 キリアン、彼に抗生物質を投与してやってくれないか」 その声に、エルの容態へと目を遣っていたザックは、自らのオレンジ色の瞳の視線を一度、 キリアンの方へと戻した。 ザックは、そうして、キリアンに返事を返しながら、ベッドサイドテーブルの上に用意し ていた、水と、小さな袋にパウチされている錠剤を乗せたトレイを手に取り、それをキリ アンの方へと差し出す。 「抗生物質って?」 「これだよ、β2が……彼が置いていった、この薬だ」 「どうやって? 今、こいつ、一人じゃ薬なんて、飲めないだろう」 「口移しだ」 「はい?」 キリアンは、その言葉を聞いた瞬間に、自らの動きを止めて、自らが兄と認める少しだけ くせのある白銀の髪とオレンジ色の瞳を持つ、15歳程の容姿の機械式アンドロイドの少 年――ザックの方を見ていた。 小さな頃から自分の事を育ててくれた兄として、格別の信頼を置いている、ザックから言 われた、その言葉の意図を自分にしては、珍しく掴み損ねた気がしたからだ。 やがて、キリアンは一拍置いてから、ようやくザックへと返事を返す。 「え……ええぇっ! 口移しって、この坊ちゃんにか!?」 「ほかに方法がない」 普段と変わらない冷静な口ぶりで顔色ひとつ変える事無く、会話を進めていくザックに対 して、キリアンは、その場で上半身を後ろへと仰け反らせ、傍から見れば、少し大げさに も思える程の反応を返していた。 「はい! はいっ!! ダニーがやる! 口移しっ!」 キリアンのそんな様子に構うことなく、先程から二人の傍に居た、長い金色の髪と碧眼の 小さな少年が、自らの片方の手を高く挙げ、彼等の前に身を乗り出すようにして、弾ける ような声で名乗り出る。 その動作にあわせて、少年の両耳の辺りの髪の毛だけが短く切り整えられている為に、傍 目には、 まるで猫の耳のようにも見える跳毛が跳ねるように揺れた。 「ダニーは黙ってなさい!!」 キリアンとザックは、ほぼ同時に、小さな金色の髪の少年に対して、視線を送りながら、 即座に少し強い口調でそう言葉を返す。 一方、そんな風に切り返されたダニーの方は、二人が発した言葉の意図するところを殆ど 理解出来ていなかった。 そうして、ダニーは、二人から返された反応に、驚いた表情のまま、少し目を見開くよう にして、ほんの一瞬、その場で固まるように動きを止めた。 だが、その直後に、自分がそれをしてはいけないのだということと、この場で引き続き、 大人しくしているように、という意図からの言葉だと解ったようで、一度、少し不満気に 頬を膨らませる。 それでも、ダニーは、再び大人しくして、その場に留まり、エルの容態を気にかけるキリ アンとザックの様子を真似るようにして、高熱に喘ぐ淡い空色の髪の少年の方を見つめた。 そんなダニーの様子を目に留めたキリアンは、改めてザックの方へと視線を向ける。 キリアンからの視線に応じるように、いや、正確には、その前から、ザックは、既に自身 のオレンジ色の瞳で、キリアンの事を見ていた。 その視線には、暗に、この場でその行為を行えるのが、キリアン以外には居ない事を告げ ているのだ、という意図が明確に感じられる。 「兄さん、あのね……確かに、この坊ちゃんに口移しで薬を飲ませる事が出来るのは、 今、この場では、俺しかいないけど……でも、綺麗な顔立ちをしているけど、 こいつ、明らかに男だろ!! でもって、こいつの気の強そうな感じからすると、絶っっ対に、拒否られるし、 ものすごく怒るんじゃないかと思うんですけど!!」 「キリアンは、このひと、見殺しにするの?」 「はぁ? 誰が人を見殺しにするんだ! そんな事できる訳ないだろ!!」 「じゃあ、キリアン、お前がやるしかないだろ」 「えっ」 ザックだけならまだしも、ダニーからも思わぬ形で言い籠められたキリアンは、二人の方 を振り向いたまま、その場で、再び言葉を失くした。 「あー! もう、判りましたよ! 俺がやるしかないんだろ!! 兄さんの言うとおり、確かにほかに方法なんて思いつかなないし!!」 キリアンは、この状況に対し、少し投げやりになりながらも、自分自身の気持ちを切り替 えるようにそう言って、ザックが差し出したトレイの上から、抗生物質の袋を手にする。 その薬袋の封を切り、封入されていた錠剤を人差し指と親指で摘むようにして、取り出し たキリアンは、エルの方へと自らの黒い瞳の視線を合わせた。 それから、もう片方の腕でエルの熱で火照った身体を抱き起こすようにしながら、キリア ンは、彼の唇へと、抗生物質の錠剤をそっと充て、そのまま声をかける。 「エル、判るか。ほら、薬だ。飲めるか?」 キリアンから受けた言葉と、口元に充てられた錠剤の感触に、気を留めたエルは、自らの 空色の瞳を再び、ゆっくりと開く。 エルは、キリアンの呼びかけに応じて、相手から差し出された指先を、そのまま、一度、 ほんの少し掠めるようにして、舐めた。 その後で、自らの口元に充てられた相手の手元に、自らの片手を添えたエルは、キリアン が全く知らない人物の名を、小さく掠れた声で、途切れ途切れに、呼んだ。 「……シ、オン?」 「えっ? ……それ、誰だ……って!? うわ、違、何やってんだ!!」 「……逢いたかった。 本当に逢いたかったんだ。好きだよ……俺は、アンタの事が本当に、好きなんだ」 相手の指先にある錠剤の感触を確認していたにも拘らず、エルは、それを舐め取る事をし なかった。 エルは、ただ、一層の激しさを帯びて自らの中に湧き上がる感情の赴くままに、空いてい たもう片方の腕をキリアンの背中へと廻し、相手の身体を自らの方へと強く引き寄せる。 同時にエルは、最初に相手の手許に添えるように置いていた、自らの掌にも改めて力を入 れた。 キリアンに対してそんな所作を行った直後に、エルは、空色の双眸から涙を溢れるように 零しながら、再び、自らの想いを目の前の相手に告げる。 「……好き、だよ……」 エルは、キリアンにそう告げてから、錠剤を摘んだままの指先に再び軽く口付けた。 それから、相手の二本の指先を先程よりも深く、自らの口に含み、指の間を舐めるようにし て、キリアンの指から錠剤を受け取り、それをそのまま、飲み込もうとした。 「……く、っ、は、あっ!」 しかし、エルの熱を帯びて渇いた咽は、その錠剤を受け付ける事が出来なかった。 エルは、キリアンの指を自らの口元から外し、辛そうな表情を見せながら、折角飲み込も うとしていた錠剤を吐き出しそうになり、咳き込みながら、荒い呼吸を繰り返した。 「……おい、坊ちゃん! 大丈夫か!」 相手の口元から自らの指先が外れた瞬間に、キリアンは、すぐさま、その手をエルの背中 へと添えた。 それから、キリアンは、エルの身体を両手で抱き抱えると、切羽詰まった、その表情のま まで、今度は、ザックに声をかける。 「兄さん! 水、水っ!!」 その言葉とともに、キリアンは、自らの片腕をエルの身体から外し、隣に居たザックの手 許にあったトレイの上から、水の入ったグラスを掻っ攫うようにして手に取った。 そうして、考える間も無く、グラスの水を自らの口に一気に含んで、空のグラスをトレイ の上へと、少し荒い動作で置き返す。 直後に、キリアンは、自らの口に含んでいた水を飲ませようと、エルに対して咄嗟に口付 けていた。 「んぅっ!」 相手に口付けたその後で、キリアンは無意識のうちに、エルの顎の辺りに片手を添え、彼 が喉を少し上へと上げながら、口元を軽く開くように仕向ける。 それは、そうでもしないと、エルに水を飲ませる事が出来なかったから故の行為だ。 「……は……ぁっ!」 エルの方も、キリアンの所作に応えようと、未だに熱を帯びた感触を持ったままの自らの 口元を軽く開き、与えられた水が口内に流し込まれると同時に、少し苦しげな吐息を零し ながら、水と抗生物質の錠剤を一緒に、喉を鳴らして飲み込んでいった。 そうして、それを飲み込んでいく間にも、エルは、キリアンの背中に両腕を廻し、縋り付 くようにして、相手の服を強く掴む。 「……嫌だ……まだ、離れ……たく、ない……」 水と薬を飲み込んだ事を確認したキリアンの唇が、自ら口元から離れていった瞬間に、エル は小さな声でそう言った。 その言葉とともに、エルは、相手の背中に廻していた片手をそのまま、青年の後頭部の方 へと軽く添えるようにして移すと、キリアンの顔を再び引き寄せる。 それから間を置かずに、エルは、今度は目の前の相手――キリアンに対して、まるで愛しい 相手にするように、自らの唇を重ね、口付けを施した。 「……ん、……っ!!」 エルから不意に施された、その所作と口付けに、キリアンは心底驚きながらも、それを拒 めなかった。 自らの腕で支える、こんなに衰弱しきった少年の事を急に突き離す事など、キリアンには 出来なかったからだ。 それに、この行為は、キリアンにとっては、ただ、エルに対して、水と薬を飲ませてやり たくて、咄嗟に行ったものでしかない。 本当に、ただ、それだけの行為で、何ら、疚しい事などある筈が無いのに。 でも、一方で、今、エルが返してきている、この動作は、多分、間違いなく、キリアンの 事を自らの想い人だと勘違いしている故のものだ。 その所為もあるのか、未だに重ねられているエルの唇は、同性の男のものでもあるに拘わ らず、熱く熱を持った感触とその柔らさも相まって、キリアンにとっても、何故か少し、 心地良いものに感じられた。 そんなキリアンの様子を未だに霞む視界に捉えたエルは、自らの行為が肯定されていると 受け止めたのか、相手へと施す口付けを、次第に深いものへと変えていく。 「くっ! ……ぅ!」 口付けを交わしたままの二人の口元からは、エルがそれを深いものへと変えていくのにあ わせて、熱を帯びた吐息が、僅かに零れた。 もっとも、それは、元々、エルが発熱していた所為で、体温が高かったから、という所も 多分にあったのだが。 「んぅ!」 エルは、ごく自然な所作で、相手が自ら唇を割ることを促すように、キリアンの唇の間に、 熱を帯びる舌先をほんの少しだけ、差し入れる。 そうして、相手からの拒絶が無い事を確認し、その事実を受け止めてから、自らの舌先で、 キリアンの歯列を軽く濡れた音を立てつつ、優しくなぞっていく。 「ん、うぅっ!!」 自分自身が施した所作によって、キリアンが少し口を開けた瞬間に、エルは、自らの舌を 相手の口内に深く差し入れると、舌を掬うようにして、それを絡めた。 その動作にあわせて、キリアンの耳元にも先程よりもより一層、熱を帯びて濡れた籠るよ うな音が響く。 それは、エル自らが愛しいと思う相手に対して、もっと深い心地良さを与えたいという意 図をもって施されてゆく行為に他ならない。 そこまでされても、キリアンには、エルが施すその行為をどうやったら、止めさせる事が 出来るのか、全く判らなかった。 そもそも、年頃の女性からでさえ、こうした口付けを施される事だって、数える程しか無 かったし、そんな中で、相手の機嫌を損なう事無く、上手く断るなんて事も出来た試しも 無い。 だから、熱を帯びていて、なおかつ怪我を負っているこの少年からの口付けをこの状況で、 どう拒めば良いのか誰かに教えて欲しい位だ。 ていうか、兄さん!! 黙って見てるってどういう事だ!! 助けてくれたって良いだろっ!! キリアンが、エルから深い口付けを施されたまま、そんな想いを抱えて、少年の熱で火照 った身体を抱く腕の力を無意識に強めた瞬間に、その口付けは、不意に相手の方から外さ れた。 「……っあ! やっと外したか!! って、あれ?」 口付けを外したエルは、キリアンの肩口へと自らの顔を一度、埋めた後で、空色の瞳から 再び一筋の涙を零した。 そうして、キリアンの身体をそっと愛しげに抱きすくめるように、自らの両腕を廻す。 「……違う? ……β2? 俺は、君の事も、本気で好きなんだ。 本当にごめん……でもね、君の事が本当に好きなんだ……β2……」 まるで、β2、唯一人のものには、どうしてもなれないのだという事を詫びるかのように、 小さな声で、そんな言葉を口にした直後に、相手の身体へと廻されていたエルの腕は、急 速に力を失い、キリアンの身体の上から滑り落ちていった。 「って、ここまでさせといて、気を失うとか、そんなのないだろう!! 坊ちゃん!! おい、大丈夫かよ、返事しろって!」 自分の腕の中で、急に気を失ったエルの身を案じて、キリアンは、反射的に声をかけたが、 相手からの反応は全くなかった。 そんな風に相手から声をかけられているというのに、エルの方は、その端正な面ざしに涙 の跡を残し意識を失ったままだ。 「キリアン、もう、大丈夫だ。彼は大丈夫だよ。 薬と水を飲んだ後で、急に安心した所為で、今までの緊張が解けたんだろう。 命に別状は無いから大丈夫だ。 それに、上手くいけは、このまま症状が回復していくと思う」 「えっ、ああ……」 ザックが手許のトレイをベットサイドテーブルの上へと戻しながら、呼びかけたのに応じ て、少し冷静さを取り戻したキリアンは、相手の身体から片手を外し、自らの口元を強く 擦るように拭いながら、自分自身が腕の中に抱いていた、エルの方へと再び視線を戻す。 キリアンが無意識のうちに、華奢な雰囲気を持ちながらも、身体に服を何も身につけてい ない滑らかな筋肉の付いたエルの上半身から、整った面ざしへと視線を移していくと、 少年の表情には、安堵に満ちた、安らかな微笑みが残っていた。 「ふう、まあ、とにかく、良かった、良かった!」 エルのそんな面差しを目にしたキリアンは、相手の表情につられるようにして、自らの表 情にも、ほんの束の間ではあったが、微笑みを浮かべていた。 それから、エルの身体をそっとベッドの上へと、再び横たえて、寝かしつけるようにして、 彼の上にブランケットをかけ直す。 キリアンからのその所作を受けた、一瞬、エルは無意識のうちに、その面ざしの微笑みを 強くしたようにも見えた。 その様子を傍で見守っていたザックは、念の為に、エルの意識レベルを確認しておいた方 が良いだろうと思いながら、手自らの手許の手袋を片方だけ外す。 そうして、空色の髪の少年の頬へと自らの少し、冷たく硬質な感触を持つ、金属製の手の 甲を添わせるようにして、そっと置いた。 「ん……冷た……β2、ありがと……」 エルは、相手から添えられた手の感触に応じるように、瞳を閉じたまま、小さな声で、そ う言うと、再び安らかな表情で眠りに落ちていった。 「しかし、本当に、手のかかる坊ちゃんだよなぁ……」 つい先程まで、エルから口付けられた事を不意に思い出したキリアンは、自らの口元を再 び少し強めに拭いながら、小さな声で呟いた。 何だか良く解らないが、この空色の髪の坊ちゃんが、少々複雑な身の上にある事は、ほぼ 間違いないようで。 おまけに、この坊ちゃんには、本気で好きだと思う奴が2人も居て。 それも、どうやら、二人とも男のようだし。 更に、この坊ちゃんは、その男相手に、平気でディープキスしてくるような奴で。 人の性癖に対して、どうこう言うつもりはないが、普通、15歳位のこの年頃の少年が、 あんなに上手く……キス……したり、そういう事が、平気で出来るもんなのか? そうなんだよ! あんまり認めたくないけど、ちょっと気持ち良かったんだよ!! この俺とした事が!! でもって、このまま、坊ちゃんの症状が落ち着いてくれれば、こんな事をもう、しなくて も済むんだとは思うけど、それでもなんか、先が思いやられる……気が、する……。 キリアンがそんな想いを乗せて無言で溜息をついた直後に、ザックの隣に居たダニーが、 再び身を乗りだすようにして、声をかけた。 「はい! はい! ダニー知ってる! こういうの! らっきーすけべって、言うの!」 「だあぁ!! 違うっ、違うっての!!」 ダニーからの言葉にキリアンが即座に反応し、ある意味、一段と真剣な表情で返事を返す 様子を目にしながらも、ザックは、それを大して気に留める事もなく、自分の右側と左側 に、それぞれ並ぶ、二人に向かって、そのまま話しかける。 「ダニー、良い子だから黙ってなさい。あと、キリアン、それから、ダニーも。 エルの容態が落ち着いてきたようだから、今のうちに休んでおいた方がいい」 「そうだな、兄さん……って、えっ、あっ! まさか……俺は床で寝るのか!!」 ザックの声に応じたキリアンは、エルがベッドの上で眠る、その様子をもう一度、目に留 めてから、その状況を踏まえて、愕然とした。 エルが左足に怪我を負っている様子から考えても、寝相の悪いキリアンとダニーが、この 家に一つしかないダブルベッドの上で、エルと一緒に、三人で眠れるとは思えなかった。 おまけに、この状況だと、ダイニングの椅子をつなげるように並べ、それをベッド代わり に使うのは、やっぱりダニーの筈だ。 「当然だろう。俺だって床で休むんだから」 「ダニーは、あっちの椅子を並べて、ベッドの代わりにして寝ていいの?」 「そうだ。良く分かったな」 ザックは、自分の胸元より少し下の辺りに、すり寄るようにして纏わりついてきた、ダニ ーの頭を一撫でしてから、そのまま、ダイニングの方へと向かって歩いていった。 それから、ザックは、ダイニングデーブルと対になった4脚の椅子を手近な壁へと、2脚 ずつ持って往復し、その場に椅子を横一列に並べる。 並べられた椅子は、敢えてその椅子の背の部分が、壁とは逆の方に向けてあった。 それは、きっと、キリアン程でないにしても、決して寝相が良いとはいえない、ダニーが 椅子から落ちないようにする為なのだろう。 「ダニーは、今日は、椅子の上で一人で、寝るっ! それって、お泊りごっこみたい! ザックとキリアンは、今日は床の上で、二人で一緒に寝るの?」 「そうだな。キリアンと俺は、床に寝るしかないな」 ザックが眠る為の用意をしてくれる様子を見て、ダニーは椅子の背に掛けてあったままの 小さめのブランケットを手に取り、その場で、跳ねるようにして、思い切り嬉しそうにし ていた。 そうして、ダニーは、ザックに対して、拙い言葉使いで、更に楽しげに会話を振った。 「あのね、ダニー知ってる! そういうの、一つの床を共にするとか、一夜を共にするって、いうんでしょ?」 「いや、こういう場合は、単に、一緒に寝るって言うんだ」 「単に、一緒に寝るって、言うの?」 ある程度、予想していた通りに、展開されてゆくザックとダニーの会話を聞きながらも、 キリアンは、唯一人、先程と変らず、ダブルベッドの傍に立って、一言も発すること無く、 その場から動かずにいた。 それでも、暫くすると、ダイニングの方から聞こえてきた、二人の会話に対し、小さな声 で、一人、呟くように言葉を添える。 「兄さんそれ……それでもまだ何か、違う気がする…… いや、間違ってはいないけど……何か言葉の意味が違ってる気がする……」 それから、キリアンは、この先も、暫くの間、色々と先が思いやられるような状況が続き そうな事を考え、少し憂鬱な気分になって、一人で溜息をついた。 先程より少し賑やかさを増した、この場において、そんな先々の状況を少し憂いながらも、 キリアンは、もう一度、自分の傍のダブルベッドの上へと視線を向ける。 其処には、つい先程からようやく眠りに就いた後で、こんなにも賑やかな状況にあっても、 それに気付くことさえ無く、安らかな寝息をたてて眠り続ける、エルの穏やかな笑顔があ った。 【 続く 】 お付き合いいただき、ありがとうございました! 今回もまた、当初から書きたかったシーンに力を入れすぎたwので、 結局、旅立ってくれるところまで、全く到達せず…という有様でした…w でもって、今回もキリアンさん達の賑やかな遣り取りを書いている辺りが、一番楽しかったよww 相変わらずな感じではありますが、次回も懲りずにお付き合いいただけると幸いです ※wiki収録後に、一部修正を加えました。 ページ最上部へ
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ログインする際にパスワードを設定する。藤田 1.人的セキュリティ 人的管理上の手続的なもの、管理的なものに対する対策 2.物理的(環境的)セキュリティ 施設、設備、装置に対するもの、環境的なもの、記憶媒体などに対する対策 3.技術的セキュリティ ネットワークシステム、情報システム、サーバやコンピュータ、OSやソフトウェアなどに対する対策 4.組織的セキュリティ 人的、物理的、技術的対策を体系的、組織的に行う対策 (田上 ウィルス対策、スパイウェア対策、ボットウィルス対策、迷惑メール対策、有害サイト・フィッシング対策などがある。 具体的にはログインする際にパスワードを用いること。長谷川 CD-ROM、USBメモリなどを物理的に壊すことでデータを完全に消去する。 森 1、完全にデータの消去する。 2.機密文書は印刷不可にするなど、システム的な対策をする。 3.社内にネットワークのアクセス制限をする。 田島 メールや記憶媒体に添付されているファイルを安易に開かない。 怪しげなソフトウェアを安易にインストールしない。 パスワードは複雑で予測されにくいものにする。 席を外すときにロックをかけるなど。 白瀬 マルウェア対策 マルウェア感染手段であるメールや記憶媒体(フロッピー・CD・HDD・USBメモリなど)、ソフトウェアからの感染を防ぐには、メールや記憶媒体に添付されているファイルを安易に開かない。 怪しげなソフトウェアを安易にインストールしないことを心がけましょう。 不確かなファイルをどうしても開かなければいけない時は自分のウィルス対策ソフトだけでなく、数十種類のマルウェア対策ソフトでファイルの検査が出来るオンライン無料サービス「VirusTotal」で、事前にファイルを検査するとより安全です。 自分が使用するウィルス対策ソフトは、常駐型で常にウィルスをチェックしてくれるタイプのものがより安全です。 手動スキャンした時だけウィルスを発見するタイプだとスキャンとスキャンの間に被害が出る場合があります。 最近被害の多いUSBメモリから感染するウィルスは、USBメモリをパソコンに差しただけで感染します。常駐型のウィルス対策ソフトなら差した瞬間に検知してくれますが、手動スキャン型だとその場で検知してくれず感染してしまいます。 藤山 マルウェア対策、ウイルス対策、不正アクセス対策、情報漏洩対策などがある。 例:パスワードの設定や変更、安易なインストールなどを避ける。 山館 セキュリティーソフトを導入したり、定期的にパスワードを変える、迷惑メール添付されているファイルを安易に開かないなど。 久保 .定期的にパスワードを変えること 周
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憂「お姉ちゃん、これから自分のことは自分でしてね」 唯「え!?どうしたの急に!?」 いきなり憂がそんなことを言い出した。いつにもなく真剣な声で。 憂「ん~と…だってもうすぐ高校3年生だよ?そろそろそういう習慣も身につけないと!ね?」 唯「え~、大丈夫だよ~。そんなの高校卒業してからでいいよ~」 その時はまだ、憂が私の心配をしてくれてそう言っているとしかとらえていなかった。 ――――2週間前―――― 憂「けほっ、こほっ…」 ん~、このところ体調が悪い。 自分では普通の生活を送っていたつもりなのにどうも風邪をひいたみたいだ。 唯「おっ!?憂、もしかして風邪っぽいの?」 一緒に登校しているお姉ちゃんが横から尋ねてきた。 憂「う~ん、そうなのかなあ~。ちょっと咳でるし」 唯「大丈夫?もしかして私の風邪がうつっちゃったのかなぁ…」 お姉ちゃんは変なところで心配性だ。 お姉ちゃんの風邪なら2ヶ月前に治ってるから どう考えてもお姉ちゃんのがうつった訳ないのに。 でもお姉ちゃんが私のことを心配してくれたのがなんだか嬉しくて そんなことないよ、とだけ返事をしておいた。 唯「そっかあ~。いや~憂に風邪がうつったらどうしようかと思ったよ~」 憂「大丈夫だよお姉ちゃん。辛かったら早退するし…」 唯「わかった~。体には気をつけなきゃ駄目だよ!?私が言うのもなんだけど…」 憂「うん。ありがとねお姉ちゃん、心配してくれて」 えへへ、と頭をかくお姉ちゃん。やっぱり優しいな。 それから1週間。私の体調は良くなるどころか 日がたつにつれて明らかに悪くなっていった。 おかげで昨日から学校も休んでいる。 はあ、お父さんとお母さんもいるし今日はきちんと病院行かなきゃ。 唯「うい~。入るよ~?」 憂「う~ん」 そんなことを考えていたら部屋のドアがノックされお姉ちゃんが入ってきた。 唯「大丈夫?今日も学校休む?」 憂「うん。今日は病院行ってくるよ」 心配そうに、私の顔を覗き込んでくるお姉ちゃん。 なんかお姉ちゃんに看病されているみたいでちょっと得した気分だった。 唯「わかった~。学校へは私が言っておくから!」 憂「コホッ、コホッ…ありがとねお姉ちゃん」 唯「えへへ…なんだかいつもと逆みたいだね!」 本当にそのとおりだと思った。こんなこと今まであまりなかったからなんか新鮮だなあ…。 唯「ん、じゃあ私行くね。早く風邪治るといいね!」 憂「うん!行ってらっしゃーい!」 バタン、とドアが閉まるのを確認すると私は上半身を起こして窓から外を見つめた。 憂「…それにしてもどうしたんだろう?今までこんなに風邪が長引くことなんてなか…っっ!ごほっ!げほっ、ごほっ!!」 私は反射的に口を手で覆っていた。そして私は気付いた。 口の中に広がる生ぬるい感触、口を覆った手の指の間からたれる液体、 そして鼻を刺激する…鉄のにおい。 そんな…。私は恐る恐る手を口から離していった。 それは…やはり血だった。 …どうして?そんな考えしか頭に浮かんでこない。 なにやら得体の知れない恐怖を体で感じていた。 憂「かはっ!…どうし…たんだろ、私の体…」 再び外を見た。空は灰色の雲に覆われていた。 その後私は両親に連れられて病院に行った。 親に血を吐いたことなんてとてもじゃないけど言えなかった。 車の窓から見える空は、さっきよりも増して黒くなっていた。 ――――――― 病院では軽い診察から入り、その後なぜかレントゲン、 血液検査といった感じに進んでいった。 もう、ただの風邪じゃないことは嫌でも予知できてしまった。 憂「はあ~、暇だな~」 両親が医者に呼び出されてから1時間。私は病室にいた。 最初はなんだか新鮮でそわそわしていたが、しだいに飽きがきて今ではだらんとベットに横たわっている。 憂「んー…あ、そうだ!授業に遅れないようにお母さんのかばんの中に勉強道具入ってたんだ。取りに行こ~っと!」 私は病室を出て、親を探す事にした。 父「な・・・で・・・」 憂「あれ?この声お父さんの?あの部屋かな?」 廊下を歩き始めて数分、意外とすぐに親がいる場所は分かった。 私はその扉の前に行き開けようとした。 ?「ざんね・・・・・ほんと・・・す」 母「それにしても!!あと1ヶ月の命なんてあんまりです…!!先生!」 憂「…え?」 私はドアノブにかけた手を回せなかった。 あと1ヶ月の命?誰が? 私はさっきの言葉の意味が分かんなくて、悪いと思いつつ聞き耳をたてた。 医「しかし!もう手遅れなのです…」 その言葉を聞いた時、扉の向こうにいるのは知らない人じゃないのかと思えた。 でも、さっきから聞こえてくるこえは間違いなく両親の声で… 父「…なにか…助かる方法はないのですか?」 なにが手遅れなのか分からない。何の話をしているのか分からない。 医「…入院の上で絶対安静。そこで薬の投与を続ければ1週間くらいは寿命を延ばせます。しかし薬の副作用で激しい痛み、吐き気を伴います」 父「そんな…それじゃあ…どうすればいいんですか…っ?」 ここからでも両親が泣いているのが分かった。 医「それよりは…痛み止めを服用しながら最後まで笑顔で生きてもらったほうがいいとおもいます…」 憂「…っ!」 私はそこからゆっくりと自分の病室に向かった。 もうこれ以上話を聞く事なんてできそうになかった。 だってこの状況だと、明らかにあれは私のことを言ってる訳で…。 残りの命はあと1ヶ月なわけで… 憂「うっ…。いやだよ…っ」 どんどん涙があふれてくるわけで…。ただただ下を向いて歩くことしかできなかった。 病院の窓から外を見ると、大粒の雨が地面を容赦なく叩きつけていた。 ――――――― 私は決めた。せめてお姉ちゃんがきちんと自立出来るようにしよう!と。 その日の夜、私は両親の寝室に向かい、最後のお願いをした。 「誰にも話さないでほしい」 それが私の親に対する最後のお願いだった。 親はなぜ病院での話がばれているのか不思議がったが 私が事情を話すと、一緒になって泣いてくれた。 そして精神的にも身体的にも落ち着いてきたとき、 私はお姉ちゃんにあの言葉を言い放った。 ―――――――― ―――――――― 唯「え~、大丈夫だよ~。そんなの高校卒業してからでいいよ~」 憂「もう!だめだよーのんびりしてたら!お姉ちゃんが高校卒業したらどうやって生活するつもりなの?」 憂は珍しく私を本気で怒っているようだった。いつもならそこまで言わないのに…。 唯「だ、大丈夫だよー。私もやるときはやるもん!!だから高校卒業までは甘えさせてよ~」 スリスリと体を寄せていこうとした私を、憂は拒むように顔をそむけた。 なぜだろう?今まで憂が私を拒絶したことなんてないのに… 唯「憂?」 憂は何もしゃべらなかった。 時間にしてみれば3、4秒くらいだったのに 私の中では1時間とも思える時間が過ぎているようだった。 憂「…」 その沈黙が苦しくて、私は憂に話しかけるしかなかった。 唯「ねえ…、どうしたの?いつもの憂らしくないよ…」 憂「…こんなじゃ…だよっ…」 唯「え?なに?」 憂「こんなじゃ駄目だよ!!!」 私は憂の肩に置こうとしていた手を自分の胸の前まで引っ込めていた。 唖然とする私。周りの人が何事かとこっちを見ているのが分かった。 憂もそれに気付いたのか慌てて俯き、 そして一瞬だけこちらを見ると先に向かって走っていった。 唯「あ…」 私にはこんな声しか出せなくて。 憂を引き止めることもできなくて…。 唯「憂…」 やがて憂が見えなくなるまで私はそこに棒のように立ったままだった。 そこで私たち姉妹は生まれて最初の、そして最後になったけんかをした。 ――――― 自宅から学校までがこんなに長いと感じたことはなかった。 それが憂がいないからなのか、それとも憂に拒絶されたからなのかは分からない。 帰り道もやっぱりそれは同じで、さっきからため息しかでていない。 唯「はあ~、帰ったらちゃんと憂にあやまろう」 この言葉を口にしたのは何回目だろうか。 ずっとあやまる言葉を考えているが、なかなかいい言葉が思い浮かばなかった。 そんなことを考えているうちにもう自宅の前に着いてしまった。 家は夕焼けの光を真正面に受けていて、驚くくらい赤かった。 唯「…よし!」 覚悟を決めて、家の玄関の扉を開ける。 唯「たっだいまー!おなかすいたよ~」 勢いよく入ったのはいいものの、返事がない。 憂の靴はあるから多分間違いなく家にはいるはず… それでも返事がないのは嫌われてしまった証拠だろうか? 唯「う、うい~?」 さっきの言葉とは正反対の、弱弱しい音が家に響いた。最初にリビングを見る。 唯「…いない」 やっぱり自分の部屋だろうか? そう思った私はとりあえずかばんを自分のへやに置き、 憂の部屋の扉の前まで行く。 なぜか緊張して、ずれていたリボンを直しちゃったりして声を発するのに時間がかかった。 唯「う、憂?いる?話があるの…」 しばらく待ってみたが返事がない。ううっ、そんなに嫌われちゃったかな… 唯「憂…、あのさ、仲直りしようよ…。今日は私が悪かったよ…。だからね…うい?」 …おかしい。いくらなんでも静か過ぎる。まるで中に誰もいないような感じがした。 唯「…うい?…開けるよ?」 不安が頂点に達したとき、私は憂の部屋の扉を開けた。 唯「う、うい?…」 カーテンが閉められ、暗いままの部屋。いつもと変わらない憂の部屋…。 そこに憂は……いなかった。 なぜか胸を撫で下ろす私。ふう、とだけ発すると私は憂部屋を後にした。 唯「はあ~。なんかすごく喉渇いちゃったよ。麦茶でも飲も~っと」 憂に謝っていないのに笑顔の私。 それにしても憂は何処に行ったんだろうと思いつつ、キッチンに足をはこぶ。 リビングからキッチンに入ろうとする。 そこは憂の部屋とは異なり夕日が直に部屋全体を包んでいる。 と、そこで私は初めて何かの食べ物のにおいがしていることに気付いた。 唯「この匂い…シチュー?」 キッチンにはシチューの匂いが広がっていた。 コンロの上ではずっとだろうか?火がなべ底を熱し続けている。 …おかしい。憂なら火には気をつけるはずだからこんなことはしないはず…。 私は何かとてつもない危機感を感じてすぐにキッチンの横に回りこんだ。 私がそこで見たもの。 真っ赤な夕日に包まれ、キッチンの床に仰向けに倒れている愛しい妹。 その口からは夕日の色よりもずっと濃い血が溢れ、憂のエプロンを真っ赤に染めている。 シチューを作っている最中に吐血したのだろうか? 真っ白なシチューの表面には憂の血がまるでシミのようになっている。 唯「う…い?…」 私が発した第一声はそれだった。 私の頭はこの状況を受け入れたくないという考えと、 早く何とかしなければいけないという考えの両方でグチャグチャになっていた。 心臓はバクバクと鳴り、全身から血の気が引いていく。 唯「あ…あ…」 もう何がなんだか分からない。普通だったら私は気絶しているかもしれない。 でも、憂の、かわいい憂のその口から出た大量の血を見て、私は必死に憂に呼びかけた。 私はすばやく憂にかけよると、体をそっと起こした。息はしている。 しかし頭と腕は力なくカクンと垂れ下がり、 エプロンにかかっている大量の血が私を不安のどん底へと突き落とす。 唯「ういいいいっ!!!ねえ!うい!!どうしたのっ!?返事をして?ねえ?…っ!!」 いくら呼び掛けても一向に返事をしない憂。もう、私の頭は不安と恐怖でパンクしそうだった。 唯「ど、どうしよう…。どうすればいいの…っ、憂ぃ?ぐすっ…」 こんな時でさえ憂に助けを求めてしまった自分が悔しい。 本当に今まで憂に頼りっぱなしだったと自覚する。 でも、今は私がしっかりしないと憂が死んでしまうかもしれない。 とにかく私はいつの間にか出てきた涙をぬぐい、慌てて携帯から119番に電話をかけた。 ――――――― 「手術中」の赤いランプが灯る夜の病院。私はただそのランプが、良い意味で消えるのを 待っていた。 親が話しかけてくる。 もう帰りなさい。明日も学校でしょ。気持ちは分かるが。もうこんな時間だし。唯の体も心 配なんだ…。 親のどんな言葉も、私の中ではただ棒読みのように流れるだけだった。 今、私の心の中にあるのは不安、戸惑い、 そして、、、後悔…。それだけだった。 私がもっと早くに気付いていればもしかしたら 手術なんてしなくて良かったのかもしれない。 私が今日部活をやらずに憂と一緒に帰っていれば こんなことにはならなかったかもしれない。 何かを考えようとしても、そんなことしか頭に浮かんでこなかった…。 2
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遙かなる時空の中で3 要約スレ2-111、女向けゲ一般板1-163・165~170 111 遙かなる時空の中で3・運命の迷宮 sage 2006/05/28(日) 21 13 51 ID 3aBYZ1IJ ファンディスク第二弾。 本編大団円EDに続く話になる。 (大団円ED) 全ての運命を見てきた望美は八葉達に協力を求め、源平の真の和議を画策する。 頼朝の敵を全て滅ぼそうとする北条政子=茶吉尼天を望美が押し留める間に、九郎と弁慶が頼朝に働きかけ、敦盛と将臣が清盛を説得し、ヒノエが後白河法皇に手を回す事によって神泉苑での三頭会談が成立、和議が結ばれる。 しかし清盛が「和議はよい、その若造だけは殺す」と頼朝を殺そうとし、阻止の為に茶吉尼天が正体を現す。 茶吉尼天は清盛を食らい、止めようとした望美の魂をも食らいかけて、彼女が異世界から来たことを知る。 新たに知った世界=望美の世界に移動した茶吉尼天を追って時空移動する望美に、八葉と朔と白龍が従う。鶴ヶ丘八幡宮に降りた茶吉尼天を倒して終幕。 八葉達は鎌倉の有川邸(豪邸)にひとまず落ち着いている。 白龍によれば鎌倉の龍脈が乱れており、何とかしないと異世界に戻れないという。望美は時々記憶が途切れ、気付くと全く違う場所にいるという出来事が起きるようになっていた。 冬休みの初日、道端で出会った夢幻のような謎の青年(幻影)が「お前のものだ」といって青い結晶をくれる。 直後に九郎から連絡が入り、鶴ヶ丘八幡宮に怨霊が現れたという。一悶着後に怨霊を倒すとその場に謎の扉が出現。 どうやっても開かなかったが、後日幻影にまた遭遇して青い結晶を貰うと開くようになる。扉の中は城のような迷宮であり、大量の怨霊がうごめいていた。以後、幻影に遭遇し結晶を貰う度に次のフロアの扉が開くようになる。 迷宮は望美が無意識に具現化したもの。白龍の神子には五行の力を具現化する力がある。(あかねや花梨はその力で回復アイテムなどを作成)望美はこの迷宮に茶吉尼天を封印していた。青い結晶は望美の「心のかけら」で、魂の一部を食らわれた時に抜け落ちそこに茶吉尼天が入り込み彼女を操っていた。(記憶が途切れるのはその所為) 心のかけらを全て取り戻せば勝てるが、最後の欠片は茶吉尼天の元にある。迷宮最深部で茶吉尼天を倒せば終幕。 【ノーマルED】 冬休みの最後の日まで滞在してから、有川兄弟以外の八葉と朔と白龍は異世界に戻る。 【恋愛ED】 ヒノエ以外の八葉はこちらに残るED。ヒノエは攫いに来ると告げて帰る。白龍は涙のお別れED。朔にはEDなし。 【新キャラ?】 ・幻影:平清盛。茶吉尼に食われた腹の中で望美と邂逅、気になったので茶吉尼へ の報復を兼ね手を貸す事に。 養子の将臣、甥の敦盛のルートのみ正体が知れる。相変わらず愛妻家で子煩悩。 163 遙か3運命の迷宮◇l1l6Ur354A sage 2006/04/25(火) 01 50 28 ID ??? 発売1ヶ月経ったからいいかな。 一応トリップつけときます。 遙か3迷宮メインストーリー。 話は遙か3無印で、全キャラ攻略後に現れる隠しルート いわゆる大団円ルート後からはじまる。 (ここは省略でいいかな?) 現代にやってきた八葉と望美、朔、白龍。 荼吉尼天は倒したし、清盛の持っていた黒龍の逆鱗も壊れたはずなので、 白龍は力を取り戻していいはずなのに、何故か力を取り戻せない。 鎌倉の龍脈が何らかの理由で乱れているという。 龍脈が元に戻らなければ、八葉たちはもとの世界に帰れない。 また、鎌倉にもどんな影響が出るか分からない。 みんなで龍脈の乱れの原因を探すことにする。 しかしなかなか原因が見つからない中、 望美は家の近くで不思議な人(幻影)に出会う。 幻影は望美に青い結晶を渡すと消えてしまう。 望美が結晶を手にすると同時に鎌倉に異変が。 鶴岡八幡宮に怨霊が現れる。 怨霊を倒そうとするものの、 望美は何故か言い知れぬ恐怖を感じて怨霊を倒せない。 剣もなく、どうすればいいか迷っているときに、 かつて(無印1周目バッドエンド)仲間を失った記憶がよみがえる。 もう皆を失いたくないと望美が強く思ったとき、 幻影にもらった結晶が割れて望美の中に消える。 それと同時に望美の手には白龍の剣が現れる。 165 遙か3運命の迷宮 ◆l1l6Ur354A sage 2006/04/25(火) 01 52 22 ID ??? 望美は再び怨霊と戦う力を得て無事怨霊を倒したが、 怨霊が倒れたあとには不思議な扉があった。 扉は堅く閉ざされ開かない。 何がなんだか分からないものの、 扉は一般人の目にはつかないよう結界で隠しておいて、 また他の異変を探すことに。 その後、鎌倉のいろいろな場所で望美は何度か幻影に出会う。 出会うたびに、幻影から青い結晶を渡される。 幻影はそれ(結晶)を「心のかけら」と言った。 そして、望美が結晶を手にすると同時に、 鶴岡八幡宮にあった扉が開かれ、中の迷宮に入れるようになる。 迷宮の中にもいくつか扉があって、最初はその先に進めないのだが、 幻影に青い結晶をもらうたびに扉が開いて迷宮の奥へと進めるようになる。 しかし同時に、望美の身にも不可解な出来事が起こりはじめる。 望美は突然意識をなくし、気付いたら知らない場所にいた、ということが何度も起こる。 166 遙か3運命の迷宮 ◆l1l6Ur354A sage 2006/04/25(火) 01 53 13 ID ??? (ここら辺から対象キャラによって微妙に変わってくる。 とりあえずノーマルルートを) 実は、迷宮は、龍脈の力を具現化できる白龍の神子である望美が無意識に作り出したもの。 以前荼吉尼天を倒したかに見えたが、完全には滅ぼせておらず、 その僅かに残った荼吉尼天を閉じ込めるために迷宮を作り出していた。 しかし、荼吉尼天は戦いの際、望美の心(魂?)の一部を喰らっていて、 望美の心には空疎ができていた。喰われた(取られた)心が青い結晶。 荼吉尼天は結晶に自分の一部を取り付かせており、 望美が心のかけら(=青い結晶)を取り戻すということは、 心の空疎を埋める(=力を取り戻す)ことでもあるが 同時に荼吉尼天を取り込むことにもなってしまう。 今まで記憶がなくなっていたのは、その間荼吉尼天に体を乗っ取られていたからだった。 結晶(=心のかけら)を取り戻さなければ、望美の心は欠けたまま、 けれど結晶を取り戻せばその分荼吉尼天を取り込むことになり、 やがては完全に体を乗っ取られてしまうかもしれない。 167 遙か3運命の迷宮 ◆l1l6Ur354A sage 2006/04/25(火) 01 53 45 ID ??? それに気付く者、気付かない者、 また、心が欠けたままでも荼吉尼天に乗っ取られるよりいいと思う者、 何とかして青い結晶を取り戻そうとする者、と、さまざまに立場や意見が分かれ、 対立したり協力したり一人で突っ走ったりするw 結局はみんなで荼吉尼天を倒しに迷宮の一番奥へ。 しかし望美は荼吉尼天に体を乗っ取られそうになり、 仲間である八葉を攻撃してしまう。 荼吉尼天の呪縛から逃れるため、仲間を助けるため、望美は自ら死を選ぼうとする。 けれど、すんでのところで白龍が剣の刃をつぶして望美は助かる。 荼吉尼天に体を乗っ取られそうなとき、 望美は再び幻影に出会い、最後の青い結晶を渡される。 心をすべて取り戻した望美は、仲間と共に荼吉尼天に立ち向かい、 今度こそ荼吉尼天を消滅させる。 荼吉尼天の消滅により迷宮も消え、龍脈は正しく流れ、白龍も力を取り戻す。 八葉の皆もやがては元の世界に帰るけれど、 今はもう少しだけ別れを惜しみつつ、この世界を楽しむことにする。 おわり 168 遙か3運命の迷宮 ◆l1l6Ur354A sage 2006/04/25(火) 01 54 21 ID ??? ちなみに幻影の正体は個別の将臣・敦盛ルートでしか明かされない。 一応ばらしてしまうと幻影は平清盛。 大団円ルートで清盛は荼吉尼天に喰われてしまったので、 荼吉尼天と一緒に現代に連れてこられていたような状態。 荼吉尼天に喰われたはずの清盛がなんで迷宮の外をふらふら歩けたのかとか、 荼吉尼天は結晶をどうしたかったのかとか、 微妙に疑問が残るんですが、そこら辺はよく分かりません。 すみません。 個別ルート希望ならお知らせください。 169 名無しって呼んでいいか? sage 2006/04/25(火) 03 07 05 ID ??? 乙です。 幻影が望美を助けたの方も明かされないのかな? 170 遙か3運命の迷宮 ◆l1l6Ur354A sage 2006/04/25(火) 03 28 37 ID ??? 169 なんで幻影が望美を助けたのか、ってことだよね。 はじめのころ(最初に何個か結晶を渡したころ)は、 幻影も荼吉尼天に心を喰われていて、 自分が誰かもよく分かっていない状態。 ただ、なんとなく見つけた(?)結晶が、 望美のものであるということは分かったので返してあげた、みたいな感じ。 望美が心を取り戻すと共にだんだん幻影も記憶を取り戻していって、 幻影が荼吉尼天から解放されるには荼吉尼天を倒すことが必要であるとか、 頑張る望美自身を応援するみたいな感じで助けてくれた。 (ここら辺の理由も、ノーマルと個別ルートでちょっと違ってくる)
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ウォーリアー ウォーリアーは重戦士です。鉄壁の防御力と素晴らしい攻撃能力で、パーティーの前衛をこなします。 クラス特性 片手武器装備可能 両手武器装備可能 盾装備可能 重鎧装備可能 軽鎧装備可能 布防具装備可能 杖装備禁止(メインクラス時) 最大HP+2(メインクラス時) 最大MP-2(メインクラス時) 【単体クラス特性】 最大HP+3 クラスレベル1技能 ブロッキング(MPコスト1) 盾を使用し、次のターン物理ダメージを-3にする。2d6で8以上が出れば-4になる。 両手持ち(MPコスト1) 片手武器装備時、次の通常攻撃にダメージ+1 かばう(MPコスト0) 遠距離攻撃から後衛を守る。後衛であれば全てのプレイヤーに効果は適応される。 最大HP+1 何度でも習得可能、パッシブスキル クラスレベル3技能 なぎ払い(MPコスト3) 両手武器を使用し、横一列に敵をなぎ払う。 シールドクラッシュ(MPコスト2) 盾を使用し、敵を2ターン行動不能にする。成功率2d6で出目8以上 羽交い絞め(MPコスト1) 敵に取り組み、振り解かれるまでお互い行動不能になる。敵によって確立変動 クラスレベル5技能 バーサク(MPコスト4) 3ターン通常攻撃にダメージ+2、通常攻撃以外が出来なくなる。
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フローリア imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (053フローリア.png) 図鑑No 053 主な出現場所 あさせのほらあなスフィア遺跡 主な入手方法 フロルルを進化させる野生のものを捕まえる 進化系統図 進化前(進化Lv) 進化後(進化Lv) フロルル(Lv.30) なし とくせい タイプ たまごタイプ クリアボディせいしんりょく こおり 妖精人型 レベルアップで覚える技 Lv わざ タイプ 01 シグナルビーム むし 01 はたく ノーマル 01 あまえる ノーマル 01 こなゆき こおり 01 こおりのつぶて こおり 06 こなゆき こおり 11 こおりのつぶて こおり 17 あられ こおり 23 おうふくビンタ ノーマル 29 こごえるかぜ こおり 38 くろいまなざし ノーマル 46 れいとうパンチ こおり 54 ふぶき こおり 63 ぜったいれいど こおり わざ・ひでんマシンで覚える技 No わざ タイプ 03 みずのはどう みず 06 どくどく どく 07 あられ こおり 10 めざめるパワー ノーマル 13 れいとうビーム こおり 14 ふぶき こおり 15 はかいこうせん ノーマル 17 まもる ノーマル 18 あまごい みず 20 しんぴのまもり ノーマル 21 やつあたり ノーマル 27 おんがえし ノーマル 29 サイコキネシス エスパー 30 シャドーボール ゴースト 32 かげぶんしん ノーマル 42 からげんき ノーマル 43 ひみつのちから ノーマル 44 ねむる エスパー 45 メロメロ ノーマル たまご技 わざ タイプ なし なし 努力値 HP 0 こうげき 0 ぼうぎょ 0 すばやさ 0 とくこう 3 とくぼう 0 種族値 体力 80 攻撃 70 防御 75 速さ 100 特攻 120 特防 85
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シャーリアン [解説] ウィネベーゴ湖畔に存在する瀟洒な街。 代々クレセリオ家が領主として街を治めている。 聖女ユグドラ・フェレスティアが生まれ育った街として、聖導教会の聖地に認定されている。 人口は約6000人、街の面積は全長12キロ。 シャーリアンは運河とウィネベーゴ湖に囲まれた水の都となっている。 街の正面入り口には巨大な跳ね橋が設けられており、機兵や輸送船などはこの橋を通って街に入る。 有事の際には跳ね橋をあげれば、街全体が水に囲まれた自然の要塞となる。 市内での移動は街全体に張り巡らされた水路が利用される。 水路ではゴンドラが運行されており、運賃を払う事で目的の場所まで連れて行ってもらえる。 その美しい景観から、国内外を問わず観光客が絶えない。 人魔大戦以前より存在する歴史の長さもあり、聖王国の中でも屈指の観光名所と言える。 この街はクルセイダー第二師団であるヴァース・アンセムの本拠地となっている。 街の中にはヴァース・アンセムが拠点とする基地が存在する。 クルセイダーが常駐している為、この街には大規模な聖騎士団の部隊は駐屯していない。 旧時代のウィスコンシン州オシュコシュに位置する。 街の施設 クレセリオ邸 街の中心部に存在する、領主であるクレセリオ家の館。 三階建ての豪邸となっており、街で一番大きな屋敷。 徒歩五分の所に役所があり、領主はそこで仕事をする。 エル・ヴァース神殿 聖剣エル・ヴァースが収められている神殿。 施設は聖導教会によって運営されている。 伝説に謳われる聖剣を一目みようと、多くの観光客が訪れる。 また、教会施設としても機能しており、お参りや礼拝もできるようになっている。 神殿内は常にヴァース・アンセム所属のクルセイダー10名によって警備されている。 クルセイダー第二師団本部『フラクシナス』 クルセイダー第二師団であるヴァース・アンセムの本拠地。 街の正面入り口、大門広場の傍に建設された中規模の軍事基地。 陸上戦艦を3隻まで停泊させることが出来る。 この街の総戦力であり、最大戦力。 ここに所属しているクルセイダーのみがシャーリアンにおける軍事力である。 ヴァース・アンセムの団員50名の他、基地の運営や装兵の整備員などを含めた従士階級の聖騎士が60名ほど基地に所属している。 施設の面積は南北約2.5キロ、東西約2キロほどとなっており、街の施設の中では最大の面積を誇る。 宿舎、訓練場、整備場、を兼ね備えた総合的な基地設備となっている。 なお、この街ではクルセイダーが警察組織を兼ねているため、相談窓口を設けている。 とはいえ、聖騎士を含めた110名程度の人員では町全体をカバーできないため、役所によって設立された自警団と連携を取っている。 フラクシナスの兵舎は横に長い3階建ての施設になっており、集合住宅のような構造をしている。 一回に食堂と大浴場そしてレクリエーションルーム、2階と3階が兵員の宿舎となっている。 余談だが、大浴場の奥には特別な風呂場が用意されているらしい。
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クローリア=アルバーン cv 井上麻里奈 19歳 168cm(ブーツ含めて170cm) ☸☸☸ 一人称:僕 二人称:貴方、君 ☸☸☸ エル ニール ヨル フェリ トウ ノラ ディーノ ニコライ ニニ トウを守ってきたせいか女性らしさがどこかに旅立ってしまった。 ディーノ君のことが好きなのに自覚していない。不器用。 自傷癖があったりほとんど食事を採れなかったり夜なかなか眠れなかったりと 不健康極まりない生活を送っている。 男の人が苦手。身長が高いのを気にしている。